惑星と聞いて、まず思い浮かんだのが木星であり、そのスケールの大きさに圧倒された。
直径は地球の11倍、体積は1300倍、質量は320倍。太陽系全ての惑星や衛星を足しても木星の半分の質量である。
もし、今より50~100倍の質量を持っていたら、自ら光り輝くもうひとつの太陽になっていたと考えられている。
木星といえば大赤斑。大きさは縦1万3千キロメートル、横2万4千キロメートルもあり、地球の2倍ほどの大きさがある木星大気の渦である。
1664年の発見以来ずっと存在している。地球の台風が10日ほどで消滅するのに、巨大な渦巻きが340年以上も存在しているのかは謎のまま。
有名でないが、木星にもリングがある。幅は6千4百キロメートル。数マイクロメートルか数ミリ程度の微少なチリ粒子によって構成されると考えられる。
ガリレオ・ガリレイが1610年に自分で作成した望遠鏡で発見した4つの惑星をガリレオ惑星と呼んでいる。
これらの衛星は、木星の内側からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと名付けられ、惑星並みの大きさがある。衛星イオには活火山が見つかっている。
1989年に打ち上げられたガリレオ探査機は、1995年末に月に到着し、その後木星の衛星に接近して観測を行った。