京都の洛西、きぬかけの路から少し南に位置する等持院は、室町幕府を開いた足利尊氏が一三四一年に創建した禅寺である。
住宅街に囲まれ、ひっそりと佇むように建ち観光客も多くないことからゆっくり時間を過ごすことができる。
庭園は池泉回遊式庭園であり、夢窓疎石作として伝わる三大名園の一つとされ、皐月の時期は特に美しく、芙蓉池に彩りを添える。
現方丈は一六一六年にが妙心寺塔頭の海福院から移設したもの。
庭園を見下ろす小高い山の上には小さな茶室である清漣亭があり、風景を印象付けるアクセントになっている。
CAMERA - CANON EOS 6D
L-SERIES EF24-70mm F4L IS
衣笠山を借景とした庭園
茶室清漣亭
方丈東側の庭園も美しい
